アルテミアの孵化時間は通常24時間が目安になります。
これに従うと24時間目で孵化していない卵が多いと孵化率は下がることになりますが未孵化であった卵が必ずしも孵化しない卵とは限りません。
温度が低い、水質が合わないなど孵化環境が適していなかったり新卵でなく古卵であると孵化時間は24時間以上かかることがあります。
また孵化は十数時間目から次々と開始します。
初期に孵化したノープリウス幼生は成長を続け大きくなるもの、またエアレーションにより長時間攪拌され続け死滅するものが発生してきます。
特に孵化したての小さなノープリウス幼生は種苗生産における開口飼料としての利用価値が高いためサイズが不揃いのアルテミアは種苗の歩留まり率を左右する可能性もあります。
この様に考えると孵化時間を短縮し孵化の同期率を上げてやることが極致と思えます。