たまにはボヤキます。
今年は久しぶりに通販やヤフオク!で海水魚、淡水魚、両生類、甲殻類などを買いました。
暖房やらで乾燥が進む今の時期仕方がないのかもしれませんが海水魚の比重が1.027、1.028、1.029と高めが多い点が気になりました。
こういったステルス性時限爆弾付き発送は死着保証の対象にならず開封後の飼育者の責任となりますので到着時の簡易的な水質検査は必ず行うようにして、異常があればゆっくり時間をかけて水合わせを行いましょう。
私の場合は最大2~3日かけるようにしています。
また冬季の加温にはリスク回避のため水中投げ込み式のサーモ・ヒーター(特にヒーター)は使わず小規模・簡易的にでも温室構造を作ります。
昔はサーモとヒーターは離して設置することが常識であったと思います。
ベテランアクアリストや熱帯魚屋の大将、アクアメーカーのお偉方が子供の頃に夢中で読んだ熱帯魚の入門書にはそう書いてあったはずです。
近年はサーモ・ヒーター一体型が多く使われます。
サーモとヒーターが近接していると水槽全体の温度管理がずさんになるだけでなく、ON/OFFを頻繁に繰り返すことで耐用使用回数のカウントを早めたり耐用年数を短くするリスクが大きくなります。
例えば蛍光灯は一回の点灯で30分~1時間半程度寿命が短くなると言われています。
精度が高くなればON/OFが頻繁に繰り返されることになりますので多少の精度を落として作る必要があると思いますが、設定温度が一点固定という点も負担が上がる仕組みであると考えています。
サーモの中にはON/OFを二点で設定できるものもあり、例えば24度でON、26度でOFFと設定範囲に余裕を持たせることができるサーモを使い温室を管理します。
水は比熱容量が大きく「温まりにくく冷めにくい」性質を持つためある適度の水量があれば温室の温度変化の影響を受けることはほぼありません。
冬季の水槽管理は生体の生命に直接関わる事項が多いのでこの冬事故や不注意で魚を落としてしまった方は次の冬は同じ轍は踏まないようにように気を付けましょう。
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